岸優太のジャニーズ歴|ジュニア時代もスターで人気!?エピソードや写真をご紹介!
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ジャニーズ入所以来デビューまで9年を要した岸優太さんですが、その間もジュニアとしてスター級の人気がありました。

そんなジュニア期の岸優太さんの活躍や苦労・写真やエピソードを知りたくありませんか?

この記事を最後までご覧になると、岸優太さんのジュニア時代に詳しくなれますよ。

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岸優太のジャニーズ歴・経歴

岸優太さんのプロフィール
  • 氏名:岸優太(きし・ゆうた)
  • 誕生日:1995年(平成7年)9月29日
  • 星座:てんびん座
  • 出身地: 埼玉県川越市
  • 身長 :167cm
  • 血液型 :A型

岸優太さんがジャニーズ事務所に入所した時期やいきさつに始まり、デビューまでの道のりや14年に渡るジャニーズ歴・所属グループを、エピソードや写真を交えてまとめました。

岸優太ジャニーズに入所する

岸優太さんは2009年7月20日にジャニーズ事務所へ入所しました。

入所当時の岸優太さんは中学2年生で、年齢は13歳です。

父子家庭育ちの岸優太さんが母親同然に慕う叔母さまが、ご自身で履歴書等を整えて応募したそうです。

当時叔母さまが特にジャニーズファンだったわけでもなく、特定の推しもいなかったので岸優太さんは驚いたとか。

中学時代の岸優太さんに、ジャニーズやアイドルになりたいという具体的な希望はなかったといいます。

ただ「勉強があまりにも嫌いなので、進学や就職でなく芸能界に入るのもアリかも」と、選択肢の一つとして漠然と考えていたことはあるそうです。

ほんのちょっとでもそんな気持ちがあるのなら挑戦してみたら?と叔母さまが背中を押してくれたのかもしれませんね。

ジュニア岸優太

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/31877109855011721/

こんなに可愛らしくてかっこいい甥御さんがいたら、「うちの甥っ子、ジャニーズでも通用するのでは?」と思うのも分かる気がしますね。

岸優太のジュニア時代のグループ①「Sexy Boys」として活動

入所後の岸優太さんは、ジャニーズJr.として「Sexy Zone」のバックダンサー(通称「セクバ」)で活動し、2012~2013年頃までSexy Zoneの弟分ユニットである「Sexy Boyz」の一員として活躍しました。

初代セクボ

引用元:https://x.com/sayu_shin_rin_m/status/1306519452511477760

ジャニーズ事務所に入所した方々は、まず「研修生」としてレッスンを重ね、ジャニーズJrに抜擢されると先輩グループのバックダンサーを務めたり、ジュニア内のユニットに属して活動するのが当時の常道です。

そしてCDデビューを果たせばジュニアは卒業となり、全員そこを大きな目標として頑張ります。

ステージ上のジュニア岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/657525614376639221/

ジャニーズ界隈では単に「デビュー」といえばこの「CDデビュー」=ジュニア卒業を指すことが多いのですが、一般的には「TVや雑誌に出たり、舞台で歌ったりしてるのに、まだ”デビュー前”なの?」と驚かれることがしばしばありますね。

入所翌年の2010年、大人数研修生グループ「ジャPAニーズHi!School」に所属するようになり、NYCなどの先輩ユニットのバックダンサーとしても活動します。

年末には「年末ヤング東西歌合戦!東西Jr.選抜大集合2010!」コンサートにて、神宮寺優太さん・岩橋玄樹さんと共に出演しました。

また大晦日は、「NYC」のバックダンサーとして『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしました。

2011年には、「微笑年(びしょうねん)」のメンバーに選抜されます。

微笑年

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102622068

「微笑年」は、佐藤勝利さん・松島聡さん・倉本郁さんを固定メンバーとして2011年7月に結成され、岸優太さんは変動的なメンバーとして参加していました。

変動メンバーには改名前の葉マリウスさん・髙橋颯さん・羽生田挙武さんがおり、「Sexy Boy(Sexy Boyzの前身)」の前身ユニットでもありました。

この2011年に、岸優太さんは「滝沢歌舞伎2011」「SUMMARY2011」などの大舞台に出演し、各アイドル情報誌にも登場するようになります。

雑誌掲載ジュニア岸さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102413820/

その後2013年・2014年の「ジャニーズ銀座」公演にて「Sexy Boyz」に名を連ね、出演します。

ジャニーズ銀座13ポスター

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102546118/

「Sexy Boyz」は、「Sexy Zone(セクゾ)」のバックを担う「弟分」的ユニットで、「セクボ」という通称で呼ばれました。

2014年5月にマリウス葉さん・岩橋玄樹さん・神宮寺勇太さんの3人で再編成されるまで、メンバー変動の大きいチームでした。

セクボ期の岸優太さんを語る際に欠かせないのが「MAGIC」の5人組です。

2014年のセクボメンバーのうち、シアタークリエで行われた「ジャニーズ銀座」に出演した5名は、当時人気も認知度も高いメンバーでした。

ジャニーズ銀座2014ポスター

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102545951/

なお、このメンバーの時のみユニット表記が「Sexy Boys」となっています。

劇場名にちなみ「クリエセクボ」とも呼ばれる5名はとりわけ仲が良く、宮近海斗さんが命名した「MAGIC」という5人組として雑誌の企画などにも登場し、ファンの間で定着しました。

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「MAGIC」は5名の頭文字を(かなり強引に)繋ぎ合わせた名前で、メンバーは以下の通りです。

MAGIC(クリエセクボ)メンバー

M・宮近海斗さん

A・阿部顕嵐さん

G・神宮寺勇太さん

I・岩橋玄樹さん

C・岸優太さん

宮近海斗さんがグループ名を発表したのは、「ポポロ」誌2014年12月号でした。

かなり強引(特に岸優太さんと神宮寺優太さん)な当て字で、雑誌内でも神宮寺さんにつっこまれていましたが、宮近さんが「MAGIC」という名前に込めた「この5人が集まったら、魔法みたいな奇跡が起こる」という想いを聞けば納得するしかないですよね。

この「MAGIC」はあくまで非公式な5人組で、「ポポロ」を中心にした雑誌メディアで一時期使われていましたが、あくまで「Sexy Boys」が正式ユニットです。

MAGIC

引用元:https://x.com/pankuron/status/688372413235515392

しかし個人の人気実力も高く、何よりとても仲が良くまとまりのいいこの5名には「箱」としての支持が多く集まり、ジュニアファンの中では「MAGIC」の名はかなり浸透しました。

現在でも「MAGICの5人が好きだった」「あの空気感はMAGICだけ」「この5人でCDデビューするものと期待していた」と語るファンは少なくなく、唯一無二の5人として深く愛されていた当時の様子がうかがえます。

宮近さんが語った「魔法」「奇跡」という言葉に「この5人でデビューしたい」という強い想いがこもっていたことは言うまでもないでしょう。

そしてジャニーズ歴5年目を迎えた岸優太さんも、同様に「MAGICの5人でデビュー」の志を強く抱いていましたが、結局その夢は実現しませんでした。

「バックにつくメンバー、けっこう頻繁に変わってたんで、グループになることはないだろうなって思ってたんです。ただ“MAGIC”って呼ばれてた、神宮寺(勇太)を含む5人でやっていたときは、ちょっと僕らも大人になりだしたころだったんで、なんか、うん、“この5人でグループとして認められたい”って。でも、そんなタイミングで新しくMr.King vs Mr.Princeができた。グループになれたうれしさと、MAGICではグループとして認めてもらえなかった少しの悲しさがありましたね」

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

MAGICのうち神宮寺優太さん・岩橋玄樹さんは新編成「Sexy Boyz」のメンバーとなり、岸優太さんは再び「ジャニーズJr.の岸優太」して活動することになります。

岸優太のジュニア時代のグループ②「Mr.King vs Mr.Prince」として活動

岸優太さんは、2015年6月に結成された「Mr.King vs Mr.Prince」の一員になります。

名前が示す通りキンプリの原型であり、チームの中に「Mr.King」と「Mr.Prince」の2つのユニットが存在する変則的なチームでした。

構成は以下の通りです。

Mr.King vs Mr.Princeの構成
  • Mr.King:平野紫耀さん・永瀬廉さん・髙橋海人さん
  • Mr.Prince:岸優太さん・岩橋玄樹さん・神宮寺勇太さん

ユニット結成に先立ち、この6名は2015年4月~6月に開催された『ジャニーズ銀座2015』公演の一部日程で、抜擢されて連名で座長を務めていました。

2015年銀座ポスター

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102449796

この時のポスター等にはグループ名はなく、この6人がユニットとなることは記されていませんでした。

初日の昼公演で販売された当日券はわずか4枚で、抽選でした。

しかしそのために1000人以上が長蛇の列を作ったことが報道されるほど人気の公演です。

「ジャニーズ銀座」公演の終了後間もない同2015年6月5日に、テレビ朝日の大イベント『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』の応援サポーターとして、期間限定ユニット「Mr.King vs Mr.Prince」の結成とメンバーが発表されました。

なおファンネームは「vs」の「v」と「s」を前後に付けた「Venus」でした。

VS時代 VS時代

引用元:https://jjpedia.web.fc2.com/vs.html

ジャニー喜多川氏が命名したこのグループ名の「vs」は「王とプリンスの戦い」を現しており、「KingとPrinceの各3人が真剣に闘い、切磋琢磨していく」というのが「Mr.King vs Mr.Prince」のコンセプトでした。

彼らが歌うイベント公式テーマソング『サマー・ステーション』は、7月17日に「マツダオールスターゲーム2015」第1戦の試合前イベントで初披露されました。

当時の記事を見ると、この時すでに「キンプリ」という愛称が用いられていることが分かりますね。

キンプリ(vs)

引用元:https://x.com/usss_atr_amtk08/status/1003659114524770305

結成発表当初は「イベント中の期間限定グループ」とされていましたが、8月20日に正式に活動継続が発表されました。

そして6人は翌21日の『ミュージックステーション』で、『サマー・ステーション』を歌い、テレビ番組での初披露も果たします。

「Mr.King vs Mr.Prince」はあくまで期間限定ユニットという立ち位置であり、ジャニー氏は「デビューはまだまだ」と通達して釘を刺し、6人に期待を寄せつつも厳しい現実を突き付けます。

6人のメンバーの胸中は当然ながら複雑だったようです。

7月31日発売の「ザテレビジョンCOLORS vol.16」(KADOKAWA)のインタビューでは、岸が知り合いから「デビューおめでとう!」とメールでお祝いされてしまったことを明かし、「いや、デビューではないんだけど…って(笑)。何て言っていいか、よくわかんなかったよ」と、複雑な心境を告白。

(中略)

岸「いずれはデビューしたいですけどね(笑)。でも、自分たちでもまだ、って思ってるから。ジャニーさんのその言葉には納得してます」

(略)

中でも最年長・19歳の岸は今の期間をポジティブに捉えているようで、「今勉強してることってのは、デビューする前にやっておくべき、大切なことなんじゃない? だから、6人でなるべく多くの経験を積んで、スキルを上げることだよね」とメンバーを諭すように年上ならではの見解を述べていた。

引用元:https://jmania.jp/201508/17483.htm

他の二人には前向きになれるようにフォローをしつつ、実は岸優太さん自身も大いに期待し、そして残念に感じていました。

──Mr.King vs Mr.Princeでのデビューは意識した?

「デビュー、いけると思いました。言葉にはしなかったですけど。いけるって。ダメでしたけどね」

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

活動継続は発表されたものの、夏祭りイベント終了日である2015年8月23日をもって「Mr.King vs Mr.Prince」は解体し、2チームに分裂することになるのです。

岸優太のジュニア時代のグループ③「Prince」として活動

2016年になると、「Mr.King vs Mr.Prince」は、「Mr.KING」と「Prince」の2つの3人組ユニットに分かれて活動するようになります。

「Mr.Prince」はこの時に「Prince」に改名しました。

prince時代

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/606649012287106416/

最初にKing組が2015年10月に「Sexy King」として稼働。

直後にチーム名を「Mr.King」に改称して活動を開始します。

岸優太さんたち元「Mr.Prince」組は「Mr.King vs Mr.Prince」解体後しばらく「ジャニーズJr.」名義で特定のユニット名を持たずに活動し、King組に遅れること5カ月、2016年3月に「Prince」と改名して3名での活動を始めました。

なお、ファンネームは「Princess」です。

デビューこそ果たしていないものの、「Prince」は人気と実績を積み上げ、認知度も上がっていきます。

Princeの3人

引用元:https://x.com/guyschan_9/status/998609838430076928

しかし活動開始が「Mr.King」より遅れた「Prince」には思うように仕事が来ない時期もあり、3人はそれぞれに不安を抱いていました。

例えば2015年の「ジャニーズワールド」には「Mr.King」のみの出演で「Prince」は出演がなく、ファンにとっては大きな衝撃でした。

岸優太さんも、他のメンバーの前で口には出さず「ここで腐っちゃダメだ」と励ましながらも、「別の道」を考えるほど深く悩んでいたようです。

「自分の中ではやりきっちゃったのかなって思いもあって。Jr.なら誰でも何度かブチ当たる壁だと思うんですけど、けっこう本気で辞めるべきかなって。

やれることは全部やった。後悔しないようにつねに全力だった。それでも届かないなら、もうデビューはムリなんだろうなって。

芸能以外の仕事にも触れてみようと思って、地元の知り合いを頼って現場に出るようなバイトを1カ月くらいやったりもしたんです」

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

一方、露出が少ない時期もファンは根強く岸優太さんたちを支え、その熱意は雑誌「Myojo」の「ジュニア大賞」企画で5位に入るなど、形として表れていました。

岸優太さんはファンの方たちの応援に励まされ、大きなモチベーションにして前向きに活動を続けます。

“僕たちを見てくれている人はいるんだ”って実感があったから腐らず、辞めるという決断をしないでいられたんです。

やっぱり、自分の原動力の根源はファンのみなさんであることはまちがいないんで。Princeの3人で何度も話し合って、本当にもう1回、ラスト1回、踏んばってみようって。

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

岸優太さんたち「Prince」は、2016年4月から冠番組『イマドキ男子冒険バラエティ 真夜中のプリンス』(テレビ朝日系)を持つようになりました。

真夜中のプリンス

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102448101

この番組はキンプリデビューに伴って2018年4月に終了するまで2年間続き、視聴者からも好評でした。

真夜中のプリンス

引用元:https://x.com/mochi_tannnnnn/status/1231944078599708672

2016年5月には恒例コンサート「ジャニーズ銀座」(シアタークリエ)にて、「Prince」として初の単独コンサートを開催します。

単独コンサートは翌2017年7月にEXシアター六本木で、12月末にプリンスホテルで開催されました。

また、2017年の「ジャニーズJr.祭り」など、数々のコンサートやイベントにも参加していました。

「Mr.King」からは平野紫耀さんが合流することが多かったようです。

Prince

引用元:https://x.com/kc_and_sky/status/1660289631538249728

「Mr.King」と「Prince」はしばしば番組内や公演で合流して活動することがありました。

2チームが合同で歌うための『MIXTURE』という新曲も提供されています。

しかし、あくまで2つは別個の独立グループとして扱われ、『MIXTURE』を歌う時も、ユニット名は特に表記しないか、「Mr.KINGとジャニーズJr.」・「Mr.King & Prince」などの表記が用いられました。

2組で切磋琢磨し高め合う6人の活動は当初のコンセプト通りであり、ジャニー喜多川氏は岸優太さんたちの活躍に満足していたそうです。

しかし2017年7月~8月の「サマステ 〜君たちが〜KING'S TREASURE」で久々に全員揃った6人は、「やっぱりこの6人でやりたい」と強い想いを抱きました。

同年9月に、平野紫耀さんが中心となって希望をまとめ、「6人1チームとしてのデビュー」をジャニー氏に直談判します。

岸優太のジュニア時代④ドラマで俳優デビューも

岸優太さんが俳優としてデビューを果たしたのは、2013年のドラマ『仮面ティーチャー』です。

岸優太さんは2年C組を牛耳る「M4」メンバーの一人・佐々木獅子丸を演じました。

『仮面ティーチャー』は藤沢とおるさんの漫画を原作とした日本テレビ制作のドラマで、主演の藤ヶ谷太輔さん(Kis-My-Ft2)をはじめ、多くのジャニーズ所属アイドルが出演して話題になりました。

獅子丸は孤児院育ちで、過去の経験から共に育った金造以外を信用しない尖った性格で、影に回って手段を選ばず裏工作で他人を操ることから「シャドーマン」と呼ばれるなど、なかなか複雑なキャラクターです。

獅子丸 獅子丸

引用元:https://x.com/kishi_y_bot/status/713714840401879044

初めてTVドラマの演技に挑む岸優太さんは役柄をつかむまでに苦労したそうですが、主演の藤ヶ谷さんにも励まされて頑張って演じたとか。

原作の獅子丸(しし丸)は長い金髪ですが、ドラマでは黒髪オールバックでした。

オールバックのヤンキー姿と、金造に本心を語る髪の毛を下ろした時の美少年力全開の可愛さのギャップが魅力的でしたね。

仮面ティーチャー

引用元:https://x.com/vmimiy/status/1259515895799410688

岸優太さんは翌2014年に公開された映画『劇場版仮面ティーチャー』にも、獅子丸役として継続して出演しました。

岸優太はKing & Princeとしてデビュー

6人の想いが叶い、2018年4月に「King & Prince」は『シンデレラガール』でデビューを果たします。

そしてこれが岸優太さんの、入所後9年目にして実現した念願のデビューでした。

平野紫耀さんの「6人でデビューしよう」という想いは全員の切望でしたが、岸優太さんと永瀬廉さんは「まだ早いのでは」とも考え、迷います。

また当初岸優太さんは、「ジャニー氏への直談判」にも全面的には賛同できませんでした。

当然、ジャニーさんはJr.のデビューということをつねに考えてくれている。だからデビューに関してはジャニーさんに判断を委ねるべきじゃないかと思ったし、あのころジャニーさん、“デビューだけがすべてじゃない”ってことも話してたんですね。だから、今までにない新しい成功の道もあるんじゃないかって。

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

しかしメンバー全員で何度も話し合い、最終的には岸優太さんも全員の覚悟と意気に打たれて納得し、意思を統一します。

「この直談判が断られてジャニーさんから嫌われたら、全員で辞めようと覚悟していた」と高橋海人さんは回想していました。

ジャニー氏には、アイドル側がデビューを求めてきたことに加え「現在3人+3人で順調に実績を積み上げているのに、なぜわざわざ6人1グループの形を望むのか」という2つの驚きがあったそうです。

ジャニーズ事務所としてはあくまで、「Mr.King vs Mr.Prince」の6人はイベント用の期間限定ユニットだったのです。

しかし最終的にはジャニー氏がメンバーの要望を受け入れ、同意に至りました。

ある日のこと。ジャニーさんから話し掛けられた。「本当に僕を喜ばせくれるんだね。僕を大きい世界に連れてってくれるんだね」。高橋はひと言「はい」と宣言した。

後日、高橋が実家でコーンフレークを食べていたら、電話がかかってきた。「今から東京来れる?」「行きます」。そして東京へ行ったらデビュー発表が待ち受けていた。当時をかみしめながら高橋は「うれしかったですね」としみじみと語った。

引用元:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202211120001253.html

新ユニットの発表会見は唐突でした。

1月17日、当日朝にメンバーに電話で召集がかかり、ジャニー氏から「ユーたち、レコードデビュー発表の話になるかもよ」と会見を知らされたのは開始2時間前だったそうです。

会見はユニバーサルミュージックの新社屋で行われました。

ジャニーズ事務所とユニバーサルが組んで「Johnnys’Universe」という新レーベルを設立すること、そしてその第1弾アーティストが新生ユニット「King & Prince」であることの、2つの大きなデビューを発表する場だったのです。

お披露目会見は、まさに岸優太さんの入所以来の苦労が実を結んだ瞬間でした。

この場で岸優太さんは「King&Prince」の初代リーダーとなりますが、以下のようないきさつがありました。

デビュー記者会見で「グループのリーダーは誰がふさわしいと思いますか?」とリポーターが尋ねると、メンバーや観客席のファンから一斉に「岸くん!」と、メンバー最年長でジャニーズ歴の長い岸優太さんを望む声が上がります。

ですが岸優太さんは「絶対に無理!」「メンバーはそれぞれの良さがあるいい人しかいないし、俺ではない」と承諾しません、

永瀬廉さんが「活動歴が中区、年長で人生経験が多い岸くんに引っ張ってもらいたい」と名指しして、「(あくまでも暫定の)初代リーダー(仮)だからな!」と岸優太さんが不承不承答えて決まりました。

 ファンも拍手で後押しし、“暫定リーダー”に就任した岸は、早速リーダーとしての意気込みを求められると「まんしんひとすじ!」と自信たっぷり。周囲をキョトンとさせるなか「邁進?」と報道陣から訂正されると、永瀬は「多分これ、一週間ももたないかも…」と突っ込むなか、岸は「邁進一筋!」と仕切り直して和気あいあいとしたスタートを切った。

引用元:https://www.oricon.co.jp/news/2104174/full/

この歴史的な場でも、まるでノルマのように天然ボケをかませる岸優太さん。

やはりリーダーは彼しかいないと思わせる一幕でした。

キンプリ結成会見

引用元:https://x.com/apple920010/status/981359538539581440

なお岸優太さんが脱退するまで「King & Prince」のリーダーは特に交代する理由もなく、ずっと「初代リーダー」のままでした。

ファンネームは岩橋玄樹さんの発案で「ティアラ」に決まりました。

その後発売されたデビューシングル『シンデレラガールはオリコン週間シングルランキングで見事に初登場1位を獲得します。

2020年までの売上は累計80万ほどでしたが、発売後5年後の2023年に、岸優太さんたちの脱退発表を受けたファンたちが「3人がいなくなる前にシンデレラガールをミリオンにしよう」とSNS等で呼びかけて拡散しました。

通称「追いデレラ」とも呼ばれるティアラさんたちの活動により、同曲は同年5月に売上げ100万枚を達成し、見事ミリオンとして認定されました。

シンデレラガール

引用元:https://x.com/Rei_rei0ko1san5/status/1660602900006211585

『シンデレラガール』に続く『Memorial』もヒットし、キンプリは2018年の第33回日本ゴールドディスク大賞にて「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門で受賞します。

またリリースしたシングルCDは15作連続でヒットし、「デビューシングルからの連続初週売上30万枚超え作品数」で歴代1位となりました。

「NHK紅白歌合戦」への出演や「24時間テレビ」のメインパーソナリティーを務めるなど、キンプリは一気にスターダムへと駆け上がります。

6人キンプリ

引用元:https://x.com/nabeiwaabenabe_/status/1787092995764052288

2018年11月から岩橋玄樹さんがパニック障害の治療専念のため休養に入り、同年の『第69回NHK紅白歌合戦』には5名での(キンプリとしての)初出演となりました。

岩橋玄樹さんはその後一時復帰しますが再度休養し、惜しまれながら最終的に2021年3月で脱退(同時に退所)したため、King&Princeは2023年5月まで5名体制で続いていくことになります。

2019紅白

引用元:https://x.com/99idol_/status/1794971318909370641

岸優太はKing & Princeから脱退し、ジャニーズ退所

2022年11月4日に、岸優太さん・平野紫耀さん・神宮寺優太さんの3人は、「2023年5月22日付けでグループ脱退」に加え「ジャニーズ事務所からも退所」という意向を発表しました。

脱退の理由については「海外活動などの長期的な活動ビジョンに関して、グループ内で齟齬(そご)が生じた」ことなどを語っています。

2023年5月23日以降は、永瀬廉さんと髙橋海人さんが2人でキンプリを続け、現在に至ります。

5月22日に平野紫耀さんと神宮寺優太さんが退所した後、岸さんは初の主演映画「Gメン」公開を挟み、ご自身の誕生日翌日である9月30日にジャニーズ事務所を退所します。

13歳で入所して以来、在籍14年2カ月のジャニーズ歴でした。

会員制サイト『Johnny's web』でブログを更新した岸さんは「今日をもって最後の投稿となりますが自分の口から改めて感謝を伝えさせてください!!!!!あっブログなんで口じゃないです!!手になってしまうんですが笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑」と、笑いを交えつつ「約14年間本当にお世話になりました!!!!たくさんの感謝の気持ちでいっぱいですし、生きてて楽しいと思える時間をたくさんくださりありがとうございました!!」と感謝を述べました。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/22dc5397155338313f1a4930577b203429ae4ed1

東山紀之さんは3人の脱退について「彼らにとっては突然でなくて、考えた末の結論だった」と語りました。

「誰にでも人生を選択しなきゃいけない時が来ますから、彼らにとっては今だったのかな、と思います」とメンバーの心境を思い、「自分が表現したいこと、周りに求められていること、それが乖離(かいり)してくることがあって、その気持ちを埋めることが難しくなってくる時期でもある」とした。

メンバーそれぞれと話をしたことを明かし「未来を考えた上での結論なので、尊重していきたい」とし、海外での活動の夢を「世界っていうのが近くなってる。夢に向かって羽ばたいて欲しい」とエールを送った。

引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/577265

岸優太さんが家族に退所の決意を語ると、お父さんはただ一言「ばか」とだけ叱ったそうです。

それはもちろん、今までの大恩を返しきれていない身で不義理を行うことへの叱責だったのでしょうが、それ以上は何も言わず、自分の決断を認めてくれたお父さんに岸優太さんは深く感謝したとのこと。

岸優太さんは10月15日に滝沢秀明氏の「株式会社TOBE」へ加入します。

同時に平野紫耀さん、神宮寺勇太さんと新ユニット「Number_i」を結成すること発表し、現在に至ります。

なお、「Number_i」の初代リーダーに関しては、平野紫耀さんと神宮寺勇太さんは「岸くん」と言い、岸優太さんは断固否定しているそうです(笑)。

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岸優太はジュニア時代もスターで人気!?エピソードをご紹介!

CDデビューまで比較的長かったジュニア時代ですが、その間も岸優太さんはステージにドラマに大活躍で、ジュニアの中でもエース級の存在感を示していました。

ここでは以下の項目を追いながら、当時の岸優太さんの活躍をご紹介します。

  • 岸優太はSexy Zoneコンサートで本人達より先にソロでダンスを披露
  • 岸優太はジュニア時代に連ドラ初主演
  • 岸優太はジュニア時代一目おかれた存在だった
  • 岸優太はジュニア時代に佐藤勝利に葛藤抱いていた

岸優太はSexy Zoneコンサートで本人達より先にソロでダンスを披露

2011年にデビューした「Sexy Zone」は、翌2012年2月11日にグループ単独としては初のコンサート「Sexy Zone First Concert 2012」を開催しました。

東京国際フォーラムでの初ステージで、岸優太さんは開幕前のオープニングパフォーマンスを務めます。

しかもソロでの大抜擢でした。

集まった大観客はみんな、一刻も早くセクゾの晴れ姿を見たいと日本中から集まった熱心なファンばかり。

しかもセクゾ初の単独コンサートだけに、岸優太さんのプレッシャーや緊張は極限に高まっていたことでしょう。

しかし岸優太さんは臆せず堂々と踊り切り、開幕前の盛り上げ役を見事に果たしました。

そのソロパフォーマンスに感動して岸優太さんの名前を胸に刻んだセクゾファンの方や、これをきっかけに岸優太さんに注目し、ファンになったという方もいらっしゃったようです。

岸優太はジュニア時代に連ドラ初主演

岸優太さんの連続ドラマ初主演作は、2015年1月~3月に放送された『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)でした。

正確には子役の鈴木梨央さんとのダブル主演です。

お兄ちゃんガチャ

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/121878733653510348/

家事に忙殺されて疲れ切ったミコ(鈴木梨央)は、回せば色々な兄が出てくるという「お兄ちゃんガチャ」の存在を知り、「優しいお兄ちゃんが欲しい!」と回してみます。

そして現れたのが岸優太さん演じる「トイ」でした。

お兄ちゃんガチャ

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102417249/

ガチャから出てくるお兄ちゃんはS~Gまでの様々なランクがあり、ハズレもいます。

イケメンのトイは文句なしの大当たり、Sランクのお兄ちゃんでした。

しかしその「S」は「ドS」のSでもあり、他の家族や友人には優しいトイはなぜかミコにだけは冷たく、ミコが望んだ「やさしいお兄ちゃん」には程遠く……という、不思議で楽しいストーリーです。

お兄ちゃんガチャ

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/989595718135065825/

岸優太さんには2歳年下の妹さんがいて、実際に「お兄ちゃん」です。

演技の端々に、リアル兄ならではの「お兄ちゃんぽさ」が滲み出ていて、そこがとても魅力的でした。

なお岸優太さんはこの作品のトイ役で、TVnavi主催の「ドラマ・オブ・ザ・イヤー2015」において新人男優賞を受賞しています。

ドラマ・オブ・ザ・イヤーは読者投票数で決まる賞なので、それだけ多くの視聴者から評価されたということですね。

なお単独での初主演は、2017年11月の「Rの法則スペシャル 大江戸ロボコン」(NHK)の安室将也役です。

岸優太はジュニア時代一目おかれた存在だった

デビューが入所9年目と聞けばいかにも「遅咲き」の印象を受けますが、ジュニアの中でも岸優太さんは実力や将来性を高く評価され、上層部からも同年代からも一目置かれた存在でした。

数々の大抜擢やレギュラー出演、ドラマなどの活躍でアイドルファン以外からの認知度も高かったため、「えっ、この時の岸優太くんってまだデビューしてなかったの?」と多くの方が驚きます。

それを物語る大抜擢や、同僚アイドルからのコメントについてご紹介します。

かつて共に「微笑年」に所属していた佐藤勝利さん(SexyZone)は、2023年8月の「VS魂グラデーション」での共演時に、当時の岸優太さんは周囲から一目置かれており「岸くんを見習いなさい」「岸くんはできるんだから」と言われるような存在で、自分にとってもモチベーションの上がる先輩だったと語っています。

佐藤さんは続けて「岸くんが1年先輩。岸くんは歌えて踊れて何でもできて、(事務所に)入ったばかりの子は皆、『岸くんを見習って』と言われていた」と回想。

「自分ではあまり言わないですけど、若干、一目おかれていた時代だった」と岸さんはクールに発言。

入所当時の佐藤さんはレッスン着も持っていなかったため、岸さんからもらったTシャツを着ていたことを紹介し、「あのTシャツはまだとってある。何歩も先を行っているすごい上の存在に見えて、頑張る原動力だった」と話しました。

引用元:https://mezamashi.media/article/15117816

また、岸優太さんは経験が浅かった2010年代前半において、数々の大舞台に抜擢されています。

それも「磨いて光らせてみたい」と周囲に目をかけられていたことの一つの現れでしょう。

2011年は『滝沢歌舞伎』(太郎丸役)、『少年たち 格子無き牢獄』に出演。

そして2013年には、ミュージカル『Endless SHOCK』のユウタ役として選ばれます。

『SHOCK』シリーズは、堂本光一さんが主演・座長として年一回開催されるミュージカル公演で、2005年から脚本や演出も堂本光一さんが手がける『Endless SHOCK』として今に至ります。

絶大な人気を誇り、菊田一夫賞など数々の演劇賞を受賞し、国内演劇の単独主演記録(森光子さんを抜いて2018回)を達成した名物企画(なお2024年公演で終演予定)です。

チケットは初回以来毎回初日完売で「日本で最もチケットが取れないステージ」とも言われるほどの人気を誇ります。

毎回ジャニーズJr.の出演枠も用意されていますが、2,3人の少数精鋭で、舞台での実績のあるメンバーに限られていました。

岸優太さんは、その狭き門に、17歳という当時SHOCK史上最年少で選ばれたのです。

EndlessShock2013の岸優太さん

引用元:https://x.com/092926Yuuta/status/1217051193974722560

岸優太さんを推薦したのはジャニー氏でした。

座長の堂本光一さんは「なぜこのモンチッチっぽい子を?」「飛び抜けてダンスや歌が上手いわけでもないのに」と当惑したそうですが、岸優太さんの「若さ」を活かそうと賭け、構成に組み入れたそうです。

去年、ジャニーさんから初めて「岸を入れてみよう」と言われた時は、「うわ、どうしよう」と思ったんです。年齢差のこともありますし、経験値にも違いがあり過ぎる。正直、迷いました。

でも彼には、そのすべてを凌駕できるかもしれない”若さ”がある。じゃあ、彼を最も生かせるポジションはどこだろう…と考えて、ヤラとユウタに投影させてみようと思ったんです。

(堂本光一さん:「ステージスクエア」インタビューより)

「舞台の仕事は苦手」と語り、最初の頃は稽古のきつさと辛さに涙も流した岸優太さんですが、堂本光一さんはじめ大先輩たちに支えられて頑張り、フレッシュな演技で観客を魅了しました。

不安を拭えなかった堂本光一さんも、愚直なまでにストイックな努力を重ねる岸優太さんの姿を見ると、信頼してユウタ役を預けます。

ひたむきさと成長力が評価され、ツンデレで知られる堂本光一さんが最後には「(岸は)噛まずに飲み込みたいぐらい(に可愛い後輩)」と独特すぎる言葉で賞賛するほどでした。

この経験が後の芸能活動、とりわけ舞台やドラマでの演技力を大きく成長させたことは言うまでもありません。

岸優太さんは『Endless SHOCK』で頑張り抜いたことで「演技が好きになった」「本当にやりたいことが見えて来た」と堂本光一さんたちに深く感謝し、その後個人的にダンスレッスンに通い始めるなど、「覚醒」のチャンスを確実に自分のものにしたのです。

EndlessShock千秋楽

千秋楽にサプライズで岸優太さんの18歳の誕生日を祝うサプライズもありました。

岸優太さんはこの後感動のあまり泣いてしまいます(尊敬する先輩たちにこんなお祝いをしてもらえたら当然ですね)。

「ジュニアの中では一目置かれている」自覚があるだけに、思うようにデビューに至れない焦燥もきっとあったことでしょう。

それでも腐ることなく、ビッグチャンスが与えられれば必ず全力で臨み、その度に大きな収穫を得ていることが、岸優太さんのお仕事歴を見ているとよく分かります。

それがまた次に、誰かが岸優太さんに置く「一目」に繋がっていったのでしょう。

現に、Endless Shockでの演技に魅せられたことがきっかけで、「大好きワンワン!」のプロデューサーが岸優太さんを主演に抜擢するなど、その後のお仕事にも大きく貢献しています。

岸優太はジュニア時代に佐藤勝利に葛藤抱いていた

名前の1文字ずつを取って「優勝コンビ」と呼ばれるほど仲のいい岸優太さんと佐藤勝利さん。

しかし「Sexy Zone」としてデビューが早かった佐藤勝利さんに対し、岸優太さんは複雑な思いを抱いたこともあるそうです。

1996年生まれの佐藤勝利さんの入所は2010年で、年齢も芸能歴も岸優太さんの1年後輩です。

優勝コンビ

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102413666/

「微笑年」では共にメンバーとなり、プライベートでも仲が良く、二人で出かけている様子を何度かファンに確認されているほど気の合う岸優太さんと佐藤勝利さんでした。

佐藤勝利さんは入所翌年の2011年9月29日に「Sexy Zone」のメンバーとなり、11月にはCDデビューを果たします。

ファーストシングル『Sexy Zone』はオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得しました。

これは歴代初登場首位の中でソロ・グループ含めて史上最年少(平均年齢14.4歳)記録でした。

以降、順調にヒットを飛ばしつつ様々な「史上最年少」を塗り替えていくセクゾの活躍に、佐藤勝利さんと仲がいいからこそ、「後輩の後ろで踊るセクバの自分」の現状を引き較べてしまい、岸優太さんは複雑な思いを禁じ得なかったといいます。

芸能界に限らず、実力主義の世界ではよくあること――とはいえ、人間そう上手に割り切れるものではありません。

まして当時の岸優太さんはまだ16歳の少年でした。

その頃のナイーブな心境を、岸さんはMyojoの名物企画「10000字インタビュー」で語っています。

「なんだろうなぁ、なんていうんだろう。人生初めての挫折、とまではいかないですけど、なんか置いてかれたというか。ちょっと孤独を感じたかな。もちろん入った当初から勝利は全然ちがったんですけど、デビューってこんなに早くできちゃうんだって衝撃もありましたね」

──勝利くんのデビュー後、一緒にハワイに行ってるけどふたりで撮った写真が1枚もないんでしょ?

「そうそうそう。勝利は普通に接してくれているんですけど、俺だけ勝手に距離を感じちゃったというか。デビューして急にいろんな人から“一緒に写真撮ってよ”みたいなこと言われてるだろうから、そういうミーハーに見られたくないって気持ちと、急にすり寄ってくる人もいたりして勝利も傷ついたりしてるだろうから、なんか気軽に“一緒に撮ろう”とは言えなかったんですよね」

引用元:https://web.archive.org/web/20220822014832/https://myojo.shueisha.co.jp/interview10000/kp_kishi.html

岸優太さんは当時の自分の中では「憧れと少しの嫉妬」がない交ぜで、それでも二人の関係は単なる仕事仲間にとどまらず「ちゃんと友情もあった」と振り返っています。

一方佐藤勝利さんは、周囲から「岸くんを見習って」と言われるまでもなく、岸優太さんのポテンシャルや精神力と日頃の頑張りを「自分の目標」としてリスペクトしており、岸さんの活動を心から応援していました。

大役と苦闘して成長した2013年の『Endless SHOCK』の時は、岸優太さんを見守り、静かに励ましています。

岸はホントに弱音を吐かないんだよ。今回、岸には「がんばって」って一言も言わなかったの。

頑張ってる以上のことをしてると思ってたから。「がんばって」って言われたらきついかなと思って。だって本当に頑張ってたんだもん。

(Wink-Up 2013年7月号「勝利のSHOW語り」コーナーより)

岸優太さんの心中や性格を深く理解している親友だからこそのコメントですね。

超スピードでデビューを「抜かされた」ことに一時期葛藤もありましたが、お二人はその後もずっと仲のいい「優勝コンビ」であり続けています。

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岸優太はジュニア時代のかっこいい写真

一口に「ジュニア時代」と言っても、岸優太さんの場合は13~22歳までの約9年に渡っているので、時期ごとに移り変わる様々な魅力があります。

こちらは入所間もない頃でしょうか。

ジュニア時代岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/AYDrrtOFMyVBgLGK_eAIvGPiXtfaKNas8dPzDq9J2_blxEnxUP7OzPI/

自身も新人ながら、年少ジュニアのお兄ちゃんといった雰囲気が可愛くもかっこいいですね。

こちらも初期の岸優太さんで、ステージング中の真剣な顔つきがたまらなく精悍です。

ジュニア期岸さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102413745/

この頃の「(本人的には)あまり得意ではない」ダンスシーンで、余裕がなさそうな時特有の、挑むような表情も至高です。

「Endless SHOCK」で大任を果たす岸優太さん。

Jr時代岸優太

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102558802

野球少年の本領を発揮した結果、ガチ球児感が溢れた岸優太さんの雄姿。

野球イベントで活躍する岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/305118943515675380/

「近キョリ恋愛」の頃の、筋トレを始める前の岸優太さん。

近キョリ恋愛

引用元:https://x.com/kentotto_vv/status/1143839868553818113

初単独主演ドラマ「大江戸ロボコン」の岸優太さん。

岸優太さんって和装が似合いますよね。

大江戸ロボコンの岸優太さん

引用元:https://x.com/aiai0505/status/989163057212354561

やっぱり何と言ってもステージ上の輝きがすごい岸優太さん。

ステージ上のジュニア岸優太さん

引用元;https://jp.pinterest.com/pin/1148347604963099909/

Prince岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/121878733653538855/

その他順不同でご覧ください。

ネコと岸くん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/31877109854513382/

Jr時代の岸優太 Jr時代の岸優太

引用元:https://x.com/this_is_love_4/status/1627376422837792768

岸優太のビジュアル全盛期はいつ?

この問いに正解も最適解もないと承知の上でファンの声を探してみると、これが実にさまざまのようです。

「岸優太さんはいつも『現在』が全盛期」「毎日かっこよさが更新され続けている」という意見も、心から納得できる模範解答ですね。

岸優太さんが十代の頃から追っていた長年のファン界隈では、セクボ時代やそれ以前のジュニア期を挙げる方も多いようです。

SNSで「岸優太 全盛期」で検索してみると、2015年の「お兄ちゃん、ガチャ」の頃を推すファンの方が比較的多く、目立つようでした。

確かにトイ役の岸優太さんは少年らしさの中に青年のりりしさが滲み出初めて、「少年と大人のどちらでもありどちらでもない」雰囲気があり、白い制服コスチュームも凛としてとても「かっこいいお兄ちゃん」でしたね。

トイの外見がかっこよくなければ「Sランクお兄ちゃん」の説得力がなくなり、作品自体が成り立たなくなりますから、美少年力が極まっていた当時の岸さんはベストマッチです。

「お兄ちゃん、ガチャ」以外では、短期間かつ非公式のユニットながら「MAGIC」時代の支持もコアなものがあります。

「どの時期の岸優太さんが最推しか?」はファンの数だけ意見がありますが、やはり日一日と成長して大人への階段を昇るジュニア期には、「この瞬間だけ」の不可逆で特別な輝きがありますね。

順不同ですが、岸優太さんのジュニア時代(King & Princeデビュー前)の少年らしさ溢れるお写真をセレクトしてみましたのでご覧ください。

Jr時代岸優太

引用元:https://x.com/nishi157593202/status/1696958042322125167

C3(タカハC・キC・イワハC)の岸優太さん。

C3

引用元:https://x.com/Uxxxn13/status/1639991877587054592

仲が良いというレベルを超えたMAGICの面々と共にいる時の楽しそうな岸優太さん。

この時期の容姿が完璧!と推すファンもたくさんいらっしゃいますね。

MAGIC

引用元:https://x.com/search?q=%E5%B2%B8%E3%80%80%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%83%9C&src=typed_query&f=live

またPrince期・キンプリ期の支持ももちろん高く、見れば見るほど「最高」を搾れなくなってきます。

2016岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/16466354874012349/

ジュニア時代岸優太さん

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/851250767102413760/

どの時期の岸優太さんも、「目、デッカ!」「かわいい!」「かっこいい!」「今でもこういう表情するよね!」「今と較べると細い! でもそれもまたヨシ!」など、見る側の心を人それぞれにワクワクさせてくれますね。

まとめ

岸優太さんは、2009年7月にジャニーズ事務所に入所し、2018年の「King & Prince」としてデビューを果たすまで、延べ9年間ジュニアとして活動しました。

セクボはじめいくつかのユニットへの流動的な参加があり、キンプリ自体も分離・融合を経ていて分かりづらい部分もあるので、デビューまでの主要な流れを表にまとめてみました。

(年齢は同年9月29日時点の満年齢です。誕生日以前の事項は1を引いた年齢に置き換えてご覧ください)

西暦 年齢 重要事項・所属ユニット関連 出演
2009 14歳 7月20日:中学2年生でジャニーズ事務所入所 7~8月:「Hey! Say! サマーコンサート'09 JUMP天国」にて初ステージ

8月末:「ARASHI Anniversary Tour 5×10」国立競技場公演にバックダンサーとして参加

2010 15歳 「ジャPAニーズHi!School」に所属 12月「年末ヤング東西歌合戦!東西Jr.選抜大集合2010!」出演

大晦日:NYCバックダンサーとして『NHK紅白歌合戦』に初出場

2011 16歳 7月:「微笑年」メンバーに選抜 4月~5月:「滝沢歌舞伎2011」出演

8月~9月:「SUMMARY2011」参加

9月:『少年たち 格子なき牢獄』出演

2012 17歳 2月11日:「Sexy Zone First Concert 2012」にて会場前ソロパフォーマンス
2013 18歳 「Sexy Boyz」で活動 2~4・9月:『Endless SHOCK』出演

7月:『仮面ティーチャー』でドラマデビュー

2014 19歳 11月:5人組「MAGIC」として「ポポロ」誌に登場 7月:ドラマ『近キョリ恋愛 〜Season Zero〜』出演
2015 20歳 6月:「Mr.King vs Mr.Prince」結成 1月:ドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』で初主演

12月:ドラマ『黒崎くんの言いなりになんてならない』出演

2016 21歳 3月:「Prince」の3人で活動開始 4月:冠番組『真夜中のプリンス』開始
2017 22歳 7月~8月:「サマステ 〜君たちが〜KING'S TREASURE」に6人で出演 11月:ドラマ『Rの法則スペシャル 大江戸ロボコン』で単独初主演
2018 23歳 5月:「King & Prince」としてデビュー

初代リーダーとなる

8月:映画『ニセコイ』出演

改めてジュニア時代の9年をたどると、歌やダンスの芸能スキルはほぼゼロからのスタートでありながら、周囲の期待に応えて大役を勤め上げ、次のチャンスへと繋ぐ岸優太さんの努力と成長が見えてきます。

その中で諸先輩や友との絆を編み上げながら「King & Prince」でのデビューを勝ち取った岸優太さんに、しみじみ感服せずにはいられません。

そしてジュニア期の写真画像を見ると、長年のファンの方には懐かしく、近年岸優太さんファンになった方には新鮮な驚きがあって、ますます好きになってしまったかもしれません。

現在はNumber_iという新しいフィールドで挑戦を続ける岸優太さんを、これからも応援していきたいですね。
入所当時の情報や、岸優太さんのスキルや成長過程についてもっと詳しくご覧になりたい方は、以下の関連記事もオススメですよ。
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